最低のジャケット
最高の意味で、最低。
トラックが手遊びで作る曲に似ていて、自分の中でループするべき曲だなって大きくなって聴いている。
SUBMARINE即予約した。
- アーティスト: SUBMARINE
- 出版社/メーカー: Headz
- 発売日: 2015/02/11
- メディア: CD
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洗練と研磨
yogee new wavesに心酔して2週間、音楽は孤独の助けになる事を思い出した。
サナバガンを知って2週間、音楽と戯れる事が出来る事を思い出した。
http://natalie.mu/music/news/130513
スカートの新譜シリウスを聴いて、艶やかな街の夜を感じる、まろやかな憧れの音楽を思い出した。
心持ち一つだろうと思うけれど、純粋に音楽を楽しむ事が出来る幸せを噛みしめている。人が作るものが美しくて仕方ない。
iPhone6を買いました。
iPhone6を予約までして購入する事は発表前から心に決めていたことで、それまでにリークされた画像を見るたびに「きっと形状への違和感も仕上げの美しさで度外視出来るはず」そう言い聞かせていました。それは正式に形状が発表されてからも同じで「手元に届けばきっと…」と圧倒的な不安の中で無理に希望を抱くように自分を仕向けていました。
さて、実際に手元に届き良いところを探す作業をすると中々にそれは難しい作業であることがわかってきました。
出っ張ったカメラ、大きすぎるサイズ、電波対策の樹脂ライン。
裏返してベッドに投げ出して遠目に眺めると、それは金属のプレートの様で、どことなく違うもの。これまで見ていた未来のガジェットとはやはり違いました。
そこで、気づいたんですがこれってある種レトロフューチャーなんじゃないだろうか。こんなに薄くしたらカメラも出っ張るし、全部金属じゃ電波も通らないよね、未来がきてもまさかそこまでエッヂの効いた意匠は手に入れられないよ!合理的に考えてみなよ!
そう自分を納得させると気持ちは納まりそうです。きっと三年も経てばアレはアレで可愛かったよね。そう言えるはず。
まあ、そんな思いも抱かせなかったのが今までだったからガッカリしてるんですけどね。
そうは言っても丸みのある金属は好きですよ。わたし。
重ねてみえる影みたいなもの
聴かず嫌いだったミツメが好きな類のバンドだった。
気づいたのはカーネーショントリビュート
低い温度で大きな展開の無い曲を歌う印象で、何も考えない時に聴くにはちょうど良かった。
聴かず嫌いの理由は東京インディーズの括りのせいで、聴かなくても雰囲気を想像してしまっていたから。
それに対する後悔はなく、いいタイミングが来ただけのこと。ただ、小さなライブに足を運べなかった事には少しだけ後悔も覚える。
ともかく、今はとてもミツメが耳に心地良い。体にまとわりつくことの無い視覚的な湿度のある音楽だと思う。
暗くないし、明るくない。重くないし、軽くない。もちろんそこに興奮も無い。
眠ることだけを否定する、耳を澄ませないと聴こえない白昼夢。なんだか僕にはそんな音楽に感じる。
やっぱり音楽を聴くのはやめられない。
- アーティスト: ミツメ
- 出版社/メーカー: mitsume
- 発売日: 2014/02/05
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ミュージックポートレート
NHKでミュージックポートレートって番組をやっている。対談形式の番組で、ゲスト2人がそれぞれのこれまでを話しながら人生のターニングポイントになった(寄り添った)音楽を紹介するような趣旨の番組だ。僕はこの流れに憧れる。ターニングポイントは訪れていたにせよ、音楽を聴いて人生観が変わるような体験をしていない。歌詞を睨んでも指針を示してくれる様な言葉はないし、そもそもそこまで思い悩む事も少ない。辛くて、思い悩んで、ふとした瞬間に耳に入った音楽や言葉に納得して何らかの決断をする。振り返ればドラマチック 程度の話かも知れないけど。
この手の話は大前提に孤独や個に立ち返ることの出来ない程の忙しさがあると仮定すると、僕には幸せな事に孤独はないし、ちょうど良い忙しさすらないって事になる。そもそも、自分に対して不真面目なんだろうと思う。まずは自分の責任の下に自分で居ることが必要だ。
まだ、ポートレートと呼べる音楽は無い。
選ぶことと(知らないうちに)選ばされていること
週末は久しぶりに新宿に繰り出した。
南口のタワーレコード、面白そうなものがあれば買おうかな、と。思ったんだけれど、TSUTAYAで借りられるものなら無理して買わなくてもいいような気になってしまった。熱を持って音楽を聴けない…。向き合う時間が必要なのは歌詞カードとは別の文字だと思っているからかな。それでもフラフラしながら気になっていたCD何枚かを試聴する。
五年前は膝が震えるような気持ちにさせられることもあったけど、全て若さのせいだったのかなと思うほど気持ちがついて行かない。
一つの棚が気になった。スカート、ミツメ、シャムキャッツ、cero、あだち麗三郎、片想い、なつやすみバンド、柴田聡子、最近よく見かけたり友人がよく聴いたりしている。自分自身購入検討中のものが多く陳列されていた。その棚の括りは東京インディーズ。…なにか胸につかえるものがあった。たしかに、インディーズで東京近郊のバンドでってまとめ方だし、自分でもそれを求めてた部分が無いわけじゃないけど、少なくとも特集されて嬉しいものじゃない。そういうまとめはAmazonがしてくるもんだと思うし、実店舗でやられると晒し上げられてる様な気分にすらなる。溢れてる情報の中から誘導はされているにせよ自分で探し出した感覚が欲しいのに。「お客さん、そんなに歩き回ってお店の中を探さなくてもきっとあなたの好きそうなのはこの棚の前に来れば全部すみますよ」。じゃ嫌なんだ!自意識過剰な音楽リスナーはナイーブなんだから、あんまり目立たせないでくれよ。